<P>と<BR>他 段落と改行



 説明上、中途半端に<IMG>タグの説明間に改行の説明が割り込みました。
 これは<IMG>ALIGN属性の最終グループleft、rightの講座を作成中に<BR CLEAR>というタグ説明必要性がでてきたからです。<BR>タグを説明する前にその変形である<BR CLEAR>を説明するのはどうかと考えながらも変則ながら割り込みました。

 <P>はparagraph(段落の意)の略だろうと思います。
 <P>タグは通常、間に文章を入れ</P>とセットで使いますが<P>タグ単体でも使えます。
 もっている属性はALIGNで水平位置を指定できます。属性値は水平線など同様、center、left、rightです。
 一方、<BR>はこのタグがあらわれた時点で改行します。

 では実際に使ってみてどのように表示されるかを見ていきましょう。

例 あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなににねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわをん<P>あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなににねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわをん</P>あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなににねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわをん

あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなににねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわをん

あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなににねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわをん

あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなににねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわをん


 
このように<P>、</P>のセットを用いると<P>と</P>で囲まれたブロックの上下が1行づつ空白行となります。次のように</P>のかわりに段落の最初と最後の部分に<P>を使っても結果は同じとなります。

例 あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなににねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわをん<P>あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなににねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわをん<P>あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなににねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわをん

あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなににねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわをん

あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなににねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわをん

あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなににねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわをん


 
ただし2行以上の空白行にするために<P>を複数並べても1行分の働きしかしませんのでご注意ください。

例 あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなににねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわをん<P><P><P><P><P>あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなににねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわをん

あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなににねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわをん

あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなににねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわをん


 もし二行空白行を空けたいときは<BR>や<P> </P>を使うといいでしょう。
 <P>の間の は空白を意味します。以降同様です。

例 あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなににねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわをん<BR><BR><BR>あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなににねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわをん<P> </P>あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなににねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわをん

あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなににねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわをん


あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなににねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわをん

 

あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなににねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわをん


 上の例で<BR>を3つつけて2行分しか空いていませんが、これは最初の<BR>で文字列の最後から次の行へ移り、その後2つ分の<BR>の効果で2行分があくのです。もし、文字列の最後が行の最後列になったときには3行分あくことになります。4行あけたければ5つの<BR>をつければそのようになります。
 一方、<P> </P>は空白のある行の前後に空白行ができるので計3行分の空きができます。
 
 



構 文

<HTML>
 <HEAD>
  <TITLE>
  </TITLE>
 </HEAD>
 <BODY>
あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなににねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわをん<BR><BR><BR>あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなににねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわをん<P> </P>あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなににねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわをん
 </BODY>
</HTML>

 

 


 

使用例

<HTML>
<HEAD>
<TITLE>改行と段落</TITLE>
</HEAD>
<BODY>
  あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなににねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわをん<BR><BR><BR>あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなににねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわをん<P> </P>あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなににねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわをん
</BODY>
</HTML>


 



 

表示結果






一口メモ

 

 インターネットでページを表示する場合には他のアプリケーションソフトのように使う側の環境を特定しにくい状況にあります。そのためレイアウトには非常に苦労をします。
 私が初めてホームページを作ったときにはレイアウトをどの環境でも同じように見せたいなどと考え無駄な労力ばかりをかけていました。(ページエディタもなくタグも手入力でした)
 たとえば<PRE>〜</PRE>という、間に書かれた文字列がそのままのレイアウトで表示されるタグを多用したり、スタイルシートを細かく設定して書いたりもしました。
 これは確かに部分的には有効でしたが、やはり見る側の環境によってはとてもだらしのないレイアウトになってしまいました。
 その後、JavaScriptをつかって環境ごとに進むページを分けてしまう方法も思いつきました。これは確かに有効でしたが事柄を更新するたびにすべての環境向けのページを更新しなければならず少人数でページを管理するには不向きでした。どれもこれも労多くして益少なしというところです。
 いまでは開き直って、「レイアウトには必要以上にこだわらないのが一番」と考えるようになりました。
 とはいっても、最低限、どのようなモニターでもある程度横スクロールなしで文字が読めるような配慮は必要だと思います。ユーザーは美術品を見に来ているのではなく情報を得にきているのですから。

※もちろんデザインの重要性も私は承知しております。

 

※ 使用例をコピーして使いたいときは「講座の前に」をお読みください。